ある休日の一日
インフルエンザが猛威をふるっています。我が家も例外ではありませんでした。母がダウンしてしまったのです。母が寝込んで今日で4日目。父は代えのワイシャツがないと朝からオロオロしていました。そのうえ、「目玉焼きは食べ飽きた。」などという暴言まで私に浴びせかけました。普段、ほとんど料理をしない私が休日に早起きして朝食を作ったというのに、なんたることか!と思いましたが、さすがに自分でも卵料理はしばらく見たくない気分です。料理本を取り出して、適当に開いたページのメニューを作ろうと思い立ち、「えいやっ!!」と開いてみると、そこに載っていたのは、”お祝いの日に最適!!”『鯛めし』でした。これは、もう私に料理をするなという神のお告げだと思い、無言で本を棚に戻しました。母が寝込むという一大事のときに作る料理じゃありません。まったくめでたくありません。料理はあきらめることにして、洗濯と掃除に取りかかり、アイロンがけが終わると、夕方になっていました。母の偉大さが深く身に染みたのは言うまでもありません。早く元気になってもらって、豊かな食生活が食卓に戻ることを祈る毎日です。M.A