歯科界の大イベント
すでに、ホームページではすこし紹介した内容ですが、10/29,30,31と第20回日本歯科医学会総会がパシフィコ横浜にて開催された。同時に日本デンタルショー2004という催しも行われた。
歯科医学会は、簡単に言うの歯科医師をはじめとした歯科関係者のお勉強会である。研究発表や新しい知見・技術の紹介などその内容は多岐にわたる。大きなプログラムをみても、咬み合わせ、骨の科学、最小限のムシ歯の治療、歯周病と喫煙、口臭、唾液検査、歯科とスポーツライフ、睡眠時無呼吸症候群、顎関節症、治療困難な痛みへの対応、ことばと歯科医療、歯科学生の質、インプラント治療、全身管理と麻酔、摂食、感染予防、咬むことと全身の健康、歯内療法、高齢者の口腔ケア、審美歯科、レーザー治療、外観のサポート、最新のテクノロジー、外傷歯への対応、再生医療、口腔筋機能療法、矯正、口腔ケアと心身の健康などなど、枚挙にいとまがない。
こうしてみると、いったい、私たち歯科医師は、どれだけのことをやらねばいけないのか?歯科医師である前に一人の人間であるのに、どこまでやれと言うのだろうか?頭がクラクラしてくるのである。
日本デンタルショーはと言えば、歯科の業者217社から出展があり、過去最大規模のデンタルショーとなった。最新の医療器械、材料、薬品、書籍及びコンピューターの展示が行われ、所狭しと業者が軒を連ねていた。こちらは、どちらかと言えば、お祭りである。歯科関係者とその家族がわいわいがやがやとお祭りの出店を回って歩くように楽しんでいる、と言うムードなのである。
私は、29日から出かけ、30日に講師として依頼されていた根管治療の講演会をやり、その後、診療所の拡張改築に付随して、新たに購入する機器の選定に奔走した。スタッフを二人連れて、新しいX線写真デジタル撮影装置の撮影練習やら予防専用ユニットの詳細な仕様の点検やら、拡張エリアの機材収納キャビネットをどのメーカーにするかなどと会場を駆けめぐり大忙しであった。
こうして、4年に一度の、オリンピックのような歯科界の一大イベントが終了したのであった。