地球温暖化でどうなるの?
近年の大型台風の襲来や集中的で極端な豪雨により、わが国も、多くの被害を受けています。
最近では、米国、ブラジル、オーストラリアで大規模な森林火災が生じています。コアラやカンガルーが火で焼け出されているTV放送を見ると、痛々しいですね。
一方では、今冬のように、秋田や北国では、暖冬で少雪という現象となっています。これらは、地球温暖化の影響だと考えられます。
地球温暖化は、気温を上昇させるだけでなく、地球全体の気候を大きく変える「気候変動」を引き起こします。
先ほど数例を出したように、世界各地では、自然環境や人の暮らしに、さまざまな影響や被害が現れ始めており、その深刻さから、この頃は、「気候危機」という言葉も使われるようになりました。
地球温暖化は、温室効果ガス、すなわち、大気中にある二酸化炭素(CO2)やメタン、フロンなどにより生じています。これらの温室効果ガスがまったく無いと、太陽の熱が全部宇宙に逃げてしまうため、地球の平均気温は氷点下19℃まで下がってしまうという…。
つまり、温室効果ガスは地球を暖かく保つ役割を果たし、たくさんの生きものが住みやすい環境を作る、地球にとってなくてはならないガスでもあります。
二酸化炭素の排出が急激に増え始めたのは、18世紀の産業革命以降のこと。
人間は石炭や石油などの化石燃料を燃やして、たくさんのエネルギーを得てきました。
その結果、大気中に排出される二酸化炭素が急速に増加。これが、地球温暖化を引き起こす、主な原因と考えられています。
特に、20世紀の100年間は、温暖化が急激に進みました。産業革命(1760年代)以降、世界の平均気温は約1℃上昇しています。
たった1℃じゃないの…?という問いもあります。
そうです、それでも、こんなに地球上で海水上昇や水害、酷暑、干ばつなどが起きているのです。もし4℃上がると、森林火災や自然発火も多発し、真っ赤な火の玉のような地球となるといわれています。
恐いですね〜〜!
さて、暖冬とはいえ、雪が降れば、私たちは早朝から敷地内の雪かきをし、アプローチを整備してお待ちしております。ぜひ、お口の健康を守るために定期的なクリーニングにお越しください。
●画像の「今年の各地の最高気温」は、2100年 地球の平均気温が1.5℃上昇した場合の夏の最高気温です。
※考資料:財団法人 WWF ジャパン(www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/1028.html)
●地球の平均気温が4℃上昇した場合、真っ赤な火の玉のような地球となってしまいます。