降る雪や「昭和」は遠くなりにけり!
いよいよ令和元年も師走となります。私も、いつのまにか、還暦となってしまいます。
若かりし時は、こんな日が来るとは思わなかったのですが…。
26歳で加入した小さな生命保険は、満期で終わりを迎え、29歳で開業した歯科クリニックは、31年を経過しました。
実は、私、天皇陛下(早生まれ)と同じ学年なのです。日本の第126代天皇 浩宮( ひろのみや)さまですね。
ちなみに、お印は、梓(あずさ)だそうです。
明治から昭和の時代に生きた俳人 中村 草田男は、
「降る雪や明治は遠くなりにけり」と句を詠んでいます。
大正が過ぎ、明治100年にあたる昭和40年代ころに、いたるところで使われたのでした。
私も、明治生まれの祖母を相手に、子どもながら面白がって、古き時代を尋ねたものでした。
どでかい携帯電話が出現したのは、昭和の末期だと記憶しています。それが、平成では、小型になったものの、そのうちガラケー(ガラパゴス諸島で進化せず取り残された生物のようだと)揶揄され、今やスマホが世の中を席巻している時代となりました。
もう数年で昭和100年となるわけです。
令和になって、即位の祝儀も終盤となった時季に、消費増税となりました。
そこに、もれなく付いてきたのは「キャッスレス」という怪物です。
2018年4月、経済産業省は2025年までに紙幣・硬貨を使用しないキャッシュレス決済を40%まで引き上げる「キャッシュレス・ビジョン」を策定しました。
また、訪日外国人旅行客(インバウンド)対策として、2020年に開催される世界的スポーツの祭典(東京五輪か?)開催時までに、外国人が訪れる主要な施設・観光スポットにおいて100%のクレジットカード決済対応を目指すことも公表しています。
こうなると国民は、スマホはもちろん、カードも一億人皆保有という時代になるのでしょうか?!
その他にも、昭和世代のお年寄りにとっては、なかなかハードルの高い機器があります。
パソコン、タブレット、デジタル機器などなど。
日本国民は、いまや、このような令和の時代に適応して、操作やセキュリティ(防護・保安)を
身につけなければいけないのでしょうね〜。
嗚呼・・・・、
『降る雪や「昭和」は遠くなりにけり』
と思うのは、私だけでしょうか。
さて、当クリニックでは、久しくお越しになっていない方には、年内にお口のクリーニングをお
すすめしております。
来るオリンピックイヤー2020年に向けて、スッキリ、つるつる、ぴかぴかのお口で新年を迎えましょう。
スタッフ一同、ご来院をお待ちいたしております。