予防歯科

フッ素について

フッ素には、歯質の強化、再石灰化を促す、抗菌作用といったいくつかの働きがあり、ムシ歯の予防に効果がある物質です。
WHO(世界保健機構)の、ムシ歯調査によると、日本は他の欧米の先進国と比較して、歯磨きの実施率は高く、また一人あたり1/2程度の砂糖の消費量であるにも関わらず、ムシ歯の数は3倍も多いと報告されています。
その原因としてフッ素利用の普及が遅れていることが挙げられます。フッ素を用いたムシ歯予防方法は確立されており、その安全性や効果は実証済みで、現在も日本をはじめ多くの国々で広く利用され実績をあげています。
健康な歯を守るため、歯磨きや正しい食習慣と合わせて、フッ素の活用をお勧めいたします。

家庭でできるフッ素の利用法

手軽にできる、ムシ歯予防として、「フッ素入りジェル」、「歯磨剤の利用」、「フッ素洗口」、「フッ素塗布」があります。「フッ素塗布」については、定期健診または、必要に応じて当診療所で行います。

フッ素製品 成 分 対 象 使用法
フッ素入り
ウ蝕予防ジェル

(ホームジェル)
フッ化第一スズ

フッ化第一スズはフッ素の効果に加え、ミュータンス菌の殺菌効果があります。
歯が生えたら~
2才半位
(うがいができない)
  1. 普段のように歯ブラシ、歯間ブラシでしっかり磨きます。(うがいは普通に)
  2. 歯ブラシに小豆大の大きさ(※小児はさらに半分の量で)のジェルをつけて、全ての歯にいきわたるように磨く、&塗ります。
  3. 使用後はうがいをしないで30分間飲食を避けます。
フッ素入り
歯磨き剤

(チェックアップ)
フッ化ナトリウム 2才半~6才
(うがいができる)
  1. 歯ブラシの毛の部分と同じくらいの長さだけ使います。
  2. 約25ccの水を含んで、約30秒間ブクブクしてから吐き出します。これを1回のみ。
    ※フッ素が残るように、過度の洗口は避けます。
  3. 歯磨きはむし歯が発生しやすい環境になる食後と就寝前に。1日3回以上。
フッ素洗口
フッ化ナトリウム 6才以上
  1. フッ素洗口用ポリタンク(500ml)にフッ素洗口補充液を残さず入れ、500mlの目盛りまで水を入れる。
  2. ポンプを差し込み軽く数回押します。
  3. ポンプを勢いよく2回押すと約7mlの洗口液が出てきます。
  4. それを口に含み全ての歯に行き渡るようにブクブクうがいを1分間します。
    ※1分間が無理のようなら30秒から始めます。
  5. 使用後は30分飲食をさけます。